禅語「月白風清」
今日もご覧いただきありがとうございます。
無作為で選んだ「禅語」と、それに対しての松本の思考を一緒にお届けします。
ぜひ、自分ならこう解釈し、こう活かす、と置き換えて考えてみてください。
それでは、
●今週の禅語「月白風清」
(げっぱくふうせい)
月白く、風清し。
●簡単な意味
秋の夜長に、月が白き輝き、爽やかな風が吹く様を描写しています。
月の白い輝きはこの世の真実を表し、
清らかな風は徳の高い清涼さを示しています。
月は曇りなく白く輝いていますが、
損得勘定や欲にかられて人間の心は曇ることがあります。
爽やかな風が 月にかかる雲を吹き払う様に、
我々の心にある邪念を吹き払うことの必要を伝えています。
●松本の思考
さてさてさてさて。
邪念の塊です。
もともとは地位や権力に目がくらみ・・・
ということを取りあげているのですが。
今日は自分の思い込む妄想を取りあげたいと思います。
事実をあるがままに見たり、受け取ったりすることがなかなかに困難です。
誰かに、「 これってどうなっていますか?」と言われたら
・言い訳をする
・反論する
・落ち込む
この様な反応を起こしてあれこれ思い悩むことがあります。
でも、相手はただ状況確認をしたかっただけで
責めているわけでも、非難しているわけでもなかったりします。
にもかかわらず、勝手に解釈して、
勝手に思い込んでしまうことはよくあります。
そして、まるでひどいことを言われたかの様に感じることも多いです。
それは自分自身にとって辛いことでもあります。
そんな時、しっかりと落ち着いてそのままを受け取り、
本当のところだけを、捉える。
フラットな状態で対応する。
必要なことは掴む。
こういったことができる様に
何も曇りなくみられる様に、
常日頃から心の鏡を磨いておく。
そういった大切さ、身構えを伝えてくれている様に思います。
●まとめ
物事に、ついつい様々な解釈をつけてしまい
ありのままを見れなくなってしまう。
澄んだ眼で、曇りのない心でそのままを受け取る様に
心の中の風通しを良くしておく。
それでは、佳き一日になりますように。